Statement
 大海へと流れ出る川は最初は小さな一滴から始まります。山から流れ出た川は少しづつ支流から一つへと、時には別れ、最後に海へと行き着きます。
 本当は河口へと、終わりを撮りに行こうと始めたのが「河口」の写真群の始まりでした。川が命を終える処。そんなイメージを持って撮り始めたのです。今ではここが一つの境界線に見える様に印象が変わっていきました。それは船着き場のある川から海へと出て行く船を見た時でした。終わりだと思っていた場所から出発して行く船は私に何か新鮮な物を見たような気持ちにさせてくれました。同時にここへと帰ってくる船もそうでした。海岸から海を見るのでは気がつけない、ここは終わりで始まりの場所。何かに行き詰まって終わりを感じている人達に向けて。

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